ずっと探していた人は
大橋くんは、花木さんとバレンタインを過ごすのかな。
大橋くんが花木さんに告白をされたと聞いた時から、バレンタインデーにデートをするのかすごく気になっていたのに、涼くんを想う気持ちが、この気になる気持ちに蓋をしていたことを、本当に今更ながら気づいた。
そして一度気になると、どうしても聞きたい気持ちが勝ってしまった。
「滝川さんはさ」
“大橋くんは、花木さんとバレンタイン、一緒に過ごすの?”
そう尋ねようと口を開きかけた時、気が付くと少し後ろで立ち止まっていた大橋くんが、私を呼ぶ。
ーーそしてまるで何かに挑むような、鋭い目つきで私に尋ねた。
「バレンタイン、彼氏さんと会うの?」
「……どうして?」
「教えてほしいんだ」
いつになくハッキリ答える大橋くんに、私は束の間の沈黙の後、うなずく。
「よかった、ね」
2人に何度も冷たい風つけたあと、大橋くんは眉を少し下げながら、笑った。
「色々あったけど、彼氏さんと、やっぱりうまくいってるんだね」
大橋くんは深呼吸をするかのように大きく息を吸い勢いよく吐き出すと、
「やっぱり、滝川さんが選んだ人だもん。きちんと滝川さんのこと、大切にしてくれる人だったんだね」と、心なしか寂しげに笑った。
“滝川さんが好きになった人だもん。きっときちんと滝川さんを、守ってくれる人だよ”
先輩たちに嫌がらせをされて落ち込んでいた時、大橋くんが私に言ってくれた言葉を思い出す。
大橋くんが花木さんに告白をされたと聞いた時から、バレンタインデーにデートをするのかすごく気になっていたのに、涼くんを想う気持ちが、この気になる気持ちに蓋をしていたことを、本当に今更ながら気づいた。
そして一度気になると、どうしても聞きたい気持ちが勝ってしまった。
「滝川さんはさ」
“大橋くんは、花木さんとバレンタイン、一緒に過ごすの?”
そう尋ねようと口を開きかけた時、気が付くと少し後ろで立ち止まっていた大橋くんが、私を呼ぶ。
ーーそしてまるで何かに挑むような、鋭い目つきで私に尋ねた。
「バレンタイン、彼氏さんと会うの?」
「……どうして?」
「教えてほしいんだ」
いつになくハッキリ答える大橋くんに、私は束の間の沈黙の後、うなずく。
「よかった、ね」
2人に何度も冷たい風つけたあと、大橋くんは眉を少し下げながら、笑った。
「色々あったけど、彼氏さんと、やっぱりうまくいってるんだね」
大橋くんは深呼吸をするかのように大きく息を吸い勢いよく吐き出すと、
「やっぱり、滝川さんが選んだ人だもん。きちんと滝川さんのこと、大切にしてくれる人だったんだね」と、心なしか寂しげに笑った。
“滝川さんが好きになった人だもん。きっときちんと滝川さんを、守ってくれる人だよ”
先輩たちに嫌がらせをされて落ち込んでいた時、大橋くんが私に言ってくれた言葉を思い出す。