LOVEHATE~御曹司社長と黒い子作り婚~
休憩後。

思っていたように、神山さんから追及され、
私は眞山社長と結婚した事を正直に話した。


あの時、滝沢さんと一緒に社長室へと呼ばれて、眞山社長から突然プロポーズされて。


それを私が了承したのだと。


勿論、母親の不倫の事で脅されているなんて、口が避けても言えない。



「じゃあ、眞山社長のそのプロポーズで電撃結婚して。
それで、篠宮君の事捨てたんだ?」


そう言われて、ああ、そうだった、と思った。


忘れたわけじゃないけど、晴君と別れている。


それも実感がなくて、週末、いつものように晴君の家に泊まりに行ってしまいそう。


「そりゃあ、こんな大会社の社長でイケメンな眞山社長に結婚しよう、と言われて。
断れる女なんていないかもしれないけど。
篠宮君、可哀想」


その神山さんの言葉から、
私に対する嫌悪を感じた。


多分、もう神山さんは今までのように、私に接してくれないだろうな、って嫌でも分かった。


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