窓の中のラブストーリー
第1章. 窓
私は幾つもの愛と死を見て来ました。

例え辛く哀しい思いをしようとも、人を思い愛することは、かけがえのない幸せであります。

そのことを、ただ伝えたいのです。

私は悲しみに溢れる涙を拭いてあげることも、静かに微笑んで励ましてあげることもできません。

ただ、人々の愛を映し出すことぐらいしかできません。


私は窓です。


私の一番伝えたい話を3つ、語りたいと思うのでございます。
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