敏腕パイロットのドSな溺愛~離婚するはずが、エリート副操縦士は最愛妻を甘く包んで離さない~
離婚してください
初恋の大地先輩と十四年ぶりに再会し、トントン拍子で結婚が決まるなんて夢のようだった。
入籍して初夜を迎え、彼の腕の中にいても、どこかに落とし穴があるのではないかと不安になる。
だってうまくいきすぎているもの。
人生ってそんなに簡単ではないはず。
そんなふうに考えてしまうのは、片思いの期間が長すぎたから?
「――あ……っ」
私の中で達した彼がゆっくりと腰を上げた。
過ぎるほどの快感を与えられ、彼が出ていく刺激にさえ内股に震えが走る。
ベッドに横たわったまま、ぼんやりした頭で彼を眺めた。
手際よく後始末をした彼は、完璧な造作の顔に色っぽい笑みを浮かべる。
「もう一回するか?」
「もう一回ですか……? 私、一回じゃ大地先輩を満足させられませんでしたか? すみません」
途端に申し訳なさが押し寄せた。
でもキスすら初めてだったから、当然かもしれない。
ただただ身を委ねるだけの私ではつまらなかったのだろう。
入籍して初夜を迎え、彼の腕の中にいても、どこかに落とし穴があるのではないかと不安になる。
だってうまくいきすぎているもの。
人生ってそんなに簡単ではないはず。
そんなふうに考えてしまうのは、片思いの期間が長すぎたから?
「――あ……っ」
私の中で達した彼がゆっくりと腰を上げた。
過ぎるほどの快感を与えられ、彼が出ていく刺激にさえ内股に震えが走る。
ベッドに横たわったまま、ぼんやりした頭で彼を眺めた。
手際よく後始末をした彼は、完璧な造作の顔に色っぽい笑みを浮かべる。
「もう一回するか?」
「もう一回ですか……? 私、一回じゃ大地先輩を満足させられませんでしたか? すみません」
途端に申し訳なさが押し寄せた。
でもキスすら初めてだったから、当然かもしれない。
ただただ身を委ねるだけの私ではつまらなかったのだろう。
< 1 / 126 >