敏腕パイロットのドSな溺愛~離婚するはずが、エリート副操縦士は最愛妻を甘く包んで離さない~
「つかおまえ、なに持ってるんだよ」
大地先輩は私が握り締めているジップ付きのビニール袋の中身に気づいて表情を歪めた。
私はレモンティーの紙パックとストローを持ってきていたのだ。
「これは宝物でお守りだから」
「なんかおまえがかわいそうな子に見えてきた」
すっと左手を握られ、ドキンと心臓が跳ね上がる。
「大地先輩……?」
「そういや指輪、買ってやってなかったな。ステイ中、向こうで見繕っとく。サイズは何号だ?」
「えっ。い、いりません。私たち、離婚するし……」
「おまえが俺の交換条件を飲むまでは、普通の夫婦として接してもらうと言っただろ?」
「そうだけど……」
指輪なんかもらったら、余計に別れられなくなりそうだ。
「ほら、早く言え。あまり時間がない」
「サイズはわかりません」
もらったことも自分で購入したこともないから、本当に不明だった。
「じゃあ適当に買ってくる」
大地先輩は私が握り締めているジップ付きのビニール袋の中身に気づいて表情を歪めた。
私はレモンティーの紙パックとストローを持ってきていたのだ。
「これは宝物でお守りだから」
「なんかおまえがかわいそうな子に見えてきた」
すっと左手を握られ、ドキンと心臓が跳ね上がる。
「大地先輩……?」
「そういや指輪、買ってやってなかったな。ステイ中、向こうで見繕っとく。サイズは何号だ?」
「えっ。い、いりません。私たち、離婚するし……」
「おまえが俺の交換条件を飲むまでは、普通の夫婦として接してもらうと言っただろ?」
「そうだけど……」
指輪なんかもらったら、余計に別れられなくなりそうだ。
「ほら、早く言え。あまり時間がない」
「サイズはわかりません」
もらったことも自分で購入したこともないから、本当に不明だった。
「じゃあ適当に買ってくる」