敏腕パイロットのドSな溺愛~離婚するはずが、エリート副操縦士は最愛妻を甘く包んで離さない~
「な? だから心配ないって言っただろ?」
そのとき個室のドアが開き、大地さんが入ってきた。
「大地さん」
「あなた、いつからそこにいたの?」
お義母さまは目を見開き、動揺を滲ませた。
「『急だったから、夫が来られなくてごめんなさいね』あたり? 母さんがなにか企んでいるのはわかっていたから、最初から遅れてくるつもりなんかなかったんだよ。まあ、まさかちえりにほかの男と不倫させようとするとは思ってもみなかったけどな」
彼の返答に、お義母さまは苦虫を噛み潰したような表情になる。いったいなにが起こっているのか理解できなかった。
「もう十分だろ? ちえり、連れて帰っていい?」
「えっ、ちょっ、大地さんっ?」
彼に腕を引っ張られて立ち上がった。
彼はそのまま個室の出口に向かおうとする。
「ごちそうさまでした」
不遜な笑みを浮かべる大地さんに、私は慌てる。
「えっ、大地さんなにも食べてなっ……」
「おまえが食べた分の礼だ。行くぞ」
そのとき個室のドアが開き、大地さんが入ってきた。
「大地さん」
「あなた、いつからそこにいたの?」
お義母さまは目を見開き、動揺を滲ませた。
「『急だったから、夫が来られなくてごめんなさいね』あたり? 母さんがなにか企んでいるのはわかっていたから、最初から遅れてくるつもりなんかなかったんだよ。まあ、まさかちえりにほかの男と不倫させようとするとは思ってもみなかったけどな」
彼の返答に、お義母さまは苦虫を噛み潰したような表情になる。いったいなにが起こっているのか理解できなかった。
「もう十分だろ? ちえり、連れて帰っていい?」
「えっ、ちょっ、大地さんっ?」
彼に腕を引っ張られて立ち上がった。
彼はそのまま個室の出口に向かおうとする。
「ごちそうさまでした」
不遜な笑みを浮かべる大地さんに、私は慌てる。
「えっ、大地さんなにも食べてなっ……」
「おまえが食べた分の礼だ。行くぞ」