この景色を、君と何度も見たかった。
残息奄奄
復讐計画
こうして2人の復讐計画は始まった。
休み時間になれば2人で教室のベランダに集まり復讐を練った。
少し遅れてきた青春みたいだった。
思いかえせば復讐の計画を練っているこの時期が一番楽しかったかもしれない。
嫌いなあいつのことで頭をいっぱいにしながら、時間を使うのは他人から見れば時間の無駄なのかもしれないけれど、
5年間もずっとずっと苦しめられていた彼らにとって、
たった3週間ほどのこの時間は無駄でもなんでもなかった。
彼らのたった3週間ほどの青春を一気に見せよう。