この景色を、君と何度も見たかった。
【はる said】
復讐計画4日目
今日は月城くんに聞きたいことがあった。
いつも何かと質問をしているが、昨日から聞きたいことがあるので、復讐の計画を置いといて話した。
「月城くんは、今ここで私が死んだらどうする?」
私は彼に、
「困る」
「死なないで」
そんな誰でも言える言葉を求めていなかった。
いろいろなことがあった彼だからこそ、言えることを待っていた。
彼は
また自分が困る質問を私がしてくる
どれだけ僕を振り回せば気が済むんだ
と言うような顔をしながら、少しの間黙って考えていた。
少し考えた後、重い口を開けた彼はこういった。
「別に僕は止めもしない。
君が死んだあと寂しいと思うかもしれないけどそれ以上に思う事はないと思う。
君が、死にたいと思って死ぬのなら僕は止めない。
君にとってそれが1番幸せになれると思った選択だからそういう行動するんだろう
と思って僕は受け止めるよ。」
私が思っていたより彼は冷たい人間だったのかもしれない。
そう思うのは私がもっと求められていると感じるような返事が来ると勝手に期待をしていたからだろう。
でも彼から出てきた言葉は私のことを求めるような返事でも、心配するような言葉でもなかった。
勝手に期待して、勝手に落ち込むのは良くないが、今回は少し傷ついた。
仲間みたいなものなのだから、少しは心配してくれるか、
死んだらだめだよ、
と言ってくれると思っていた。
けど彼にとって私の存在はそんなに大きくないのだと知った。
私にとって彼の存在は、大きかったから少しむかついた。
私はここまであなたのことを求めているのに、と思ってしまった。
Nが学校に来なくなった時も私はそう思っていた。
自分のこの悪いところを直さなければ、復讐が完了しても前には進めないと思った。
でもなぜか、焦っていた私は自分のことしか考えられなかった。
15歳だった頃の私が頭の中で思いつく。
あの時も焦っていた私は周りにいる大切な人を大切だと気づけずに傷つけた。
それに気づけたのは失ってからだった。
でも今回は失う前にきづけた。
そう思うと少しは成長できたのかもしれないと思った。
でも、人はそんなに簡単には変われない。
そう思った1日だった。
今日は質問を1つしかしなかった。
これ以上彼から何も聞きたくないと思った。
結局進まなかった今日も。
このままでいいのだろうか。
今の私たちは、中途半端で明確な目的のようなものが薄れてきてるような気がする。
今までみたいな楽しい感覚がなくなっていく。
このままやめてしまうのか。
また同じことの繰り返しをするのか。
逃げるのか。
たくさんの葛藤があった。
けれど今の私の中にあきらめると言う選択はなかった。
唯一それだけが過去の自分と今の私が違うと言える部分だった。
私は、
「そっか。」
そっけなく返事をして
『今日はもう帰ろう』
と言った。
「また明日。」と彼は言ったが、私は無視をして帰った。
復讐計画3日目少し彼との距離が離れた気がして終わった。
復讐計画4日目
今日は月城くんに聞きたいことがあった。
いつも何かと質問をしているが、昨日から聞きたいことがあるので、復讐の計画を置いといて話した。
「月城くんは、今ここで私が死んだらどうする?」
私は彼に、
「困る」
「死なないで」
そんな誰でも言える言葉を求めていなかった。
いろいろなことがあった彼だからこそ、言えることを待っていた。
彼は
また自分が困る質問を私がしてくる
どれだけ僕を振り回せば気が済むんだ
と言うような顔をしながら、少しの間黙って考えていた。
少し考えた後、重い口を開けた彼はこういった。
「別に僕は止めもしない。
君が死んだあと寂しいと思うかもしれないけどそれ以上に思う事はないと思う。
君が、死にたいと思って死ぬのなら僕は止めない。
君にとってそれが1番幸せになれると思った選択だからそういう行動するんだろう
と思って僕は受け止めるよ。」
私が思っていたより彼は冷たい人間だったのかもしれない。
そう思うのは私がもっと求められていると感じるような返事が来ると勝手に期待をしていたからだろう。
でも彼から出てきた言葉は私のことを求めるような返事でも、心配するような言葉でもなかった。
勝手に期待して、勝手に落ち込むのは良くないが、今回は少し傷ついた。
仲間みたいなものなのだから、少しは心配してくれるか、
死んだらだめだよ、
と言ってくれると思っていた。
けど彼にとって私の存在はそんなに大きくないのだと知った。
私にとって彼の存在は、大きかったから少しむかついた。
私はここまであなたのことを求めているのに、と思ってしまった。
Nが学校に来なくなった時も私はそう思っていた。
自分のこの悪いところを直さなければ、復讐が完了しても前には進めないと思った。
でもなぜか、焦っていた私は自分のことしか考えられなかった。
15歳だった頃の私が頭の中で思いつく。
あの時も焦っていた私は周りにいる大切な人を大切だと気づけずに傷つけた。
それに気づけたのは失ってからだった。
でも今回は失う前にきづけた。
そう思うと少しは成長できたのかもしれないと思った。
でも、人はそんなに簡単には変われない。
そう思った1日だった。
今日は質問を1つしかしなかった。
これ以上彼から何も聞きたくないと思った。
結局進まなかった今日も。
このままでいいのだろうか。
今の私たちは、中途半端で明確な目的のようなものが薄れてきてるような気がする。
今までみたいな楽しい感覚がなくなっていく。
このままやめてしまうのか。
また同じことの繰り返しをするのか。
逃げるのか。
たくさんの葛藤があった。
けれど今の私の中にあきらめると言う選択はなかった。
唯一それだけが過去の自分と今の私が違うと言える部分だった。
私は、
「そっか。」
そっけなく返事をして
『今日はもう帰ろう』
と言った。
「また明日。」と彼は言ったが、私は無視をして帰った。
復讐計画3日目少し彼との距離が離れた気がして終わった。