僕の物語は続いてく
「シャァー」
食べてる食べてる…ふふふ、フハハハ!
じゃなかった…
「ごッほん、蛇さんまだいる?」
首?を立てに振ってる蛇さん、
「そっか」
僕は大きな肉をまた出した。
蛇さんはすごい勢いで食べてる。何回か肉を出して、上げてたら…
『人間よありがとう、それからすまぬのぅ』
「あー、いってことよ」
ドヤァ!
そういえば喋ってる?
「そういえば蛇さん喋れたの?」
『あっああ、今そこか』
「そういえばなんで謝ってるの?」
『それは─』
「そういえば綺麗だね」
『あっああ、ありがとう、そして誤った理由だが、儂は主を食べようと思ってここに来たんじゃ』
食べる?
「ご冗談を、」
『嫌な、主にはわからんじゃろうがここは弱肉強食、弱そうな人間がおったら、儂ら妖獣は食いにくる、聞いたことはないかの?』
「うん、ないなー」
『そっそうか、だからのんきにあいさつしおたのじゃな…』
「普通に僕、蛇は愛でる対象だしなー」
『そうかそうか、変わっておるのぅ』
「それに世間のことあんま知らないだよねずっと、同じ場所にいたからね」
『?それより肉をくれたお礼をしよう』
「お礼?」
『そうじゃ何か欲しいものは?』
「生きるすべ」
『ほっほう、主には生きるすべがないと?』
「うん、こうやって森の中に一人でいるのは初めてなんだ」
『お主よくそれで生きておるのう』
「ついさっき来たから」
『むっ?ここから人里までかなりあるがさっきとな?』
「うん、気づいたらここにいた」
『そうか…』
「僕ね人間に見える?」
『人間じゃろう?』
蛇視点
『人間じゃろう?』
「そっか良かった」
その人間の娘は、安堵の声を述べた。
ふとその目を見つめる。
「蛇さんどうかした?」
その瞳は黒い宝石がはめ込まれたように美しく、誰もが吸い込まれそうな錯覚を覚えるだろう。
『主は…何を恐れておる?』
美しい見た目それも、誰もが認めるような…それでいて僕と言い、そして何か恐れているような顔、
「…また何かやらかしてしまわないか心配でね、かれこれ1年くらい家族とあってないからねでも、きっと家族は大丈夫だよ、僕は問題児だったからね」
見たところまだ二十歳も行ってないだろうものが家族と離れ1年たつのだという、
『1年とな?帰ってやればよかろう』
「さっきも言ったけど気づいたらここにいたの、だから、帰り方がわかんない、帰っても僕のことがわかるかどうか…」
帰り方がわからないのはわかるのじゃが、1年あってないだけで自分の子もわからなくなるようなものなのかの?家族とは…
「これも、僕が決めた道だから」
『ふむそうか、それではお主を儂の孫として可愛かってやろう!お主側氏は気に入った!』
ふと感じた少しの違和感、そして気づいたら、そのようなことを口にしていた。
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