僕の物語は続いてく
と、言うわけで皆さんを僕の家に招待しました。
「えっと…お前は…」
「宝絵っていうんだよ」
「そっそうか…魔人と仲良くとは?」
「確かにそれは聞きたい私達にも教えてくれないか?」
「えっとね、まず魔人は基本力が強く知能にも溢れてるけど、人間も修行すれば、ある程度近づくと思うし、それにさ、争うより仲良くしたほうがいいと思うよ?なんで人間ってすぐ争いに目を向けるんだろ?」
「そっ、それは」
「ふむそうか、お前はそれでいいのか?俺達魔人は神には愛されてない」
「うーん?だって人間よりずっと前に神様に作られた存在だと思ってるでしょ?」
「ああ私達のほうが先に作られたと思っている」
「でもね違うんだよ?本当は」
「なに?」
「紗璃爺が言ってた。魔人は人間よりずっとあとに生まれたって、神様が人間と寄り添うように、強い味方として魔人は作られたって、知能も力も人間は弱いかもしれない、でもね、それが人間だとは思わない。人間は探究心があった、けど、それ故に死んでいった仲間たちを見て、悲しんで、それがなくなってしまった。けどね?探究心…あるでしょ?」
「それは、わからない」
「そっか、話を続けるね、神様は、神々をも倒そうとする形無きもの、瘴気に人間だけではは対抗できないと思った。」
「そこでできたのが魔人じゃよ」
「そう、だからね、きっと神様は人間と魔人に仲良くしてほしいと思うはずだよ?僕もそう思う。」
魔人視点─
 その子供は、人間のようで何か違うと思った。
その子供の名は宝絵…それは、人間と魔人について紗璃爺とやらから聞いた話を話し出す。
その子供は、魔人と人間に仲良くしてほしいといった。
人間側も俺も正直何を言っているか、だが、その子は言った。
「ねえ?魔人は探究心のあった頃の人間といいパートナーだと思うよ?僕」
「だが…」
その人をは黒い宝石をはめ込んだように美しく、目を離すことができなかった。その子供宝絵に対しふと疑問を持った。
「宝絵…といったな?いくつだ?」
この世界では50年は人間も魔人もまだ子供期だが年々子どもたちは減っている。
子供が生まれなくなる。それして、子どもたちは見なくなった。のだが…宝絵はどう見ても子供だ。そして小さい、身長は150cmくらいだろうか?
「えっとね17歳」
「えっ?!たしかに小さいと思ったけど、そんなに幼かったの?」
ふと一人の人間が…いや紗璃爺とやら以外みんな驚いている。
「えっ?幼い?まさか…もしかして、僕幼いの?」
「まだ子供の時期だな」
「ふぉっふぉふぉ、そういえば成人は50歳だったのう」
「えっ?!紗璃爺、そうだったの?僕まだ子供?」
「どう見ても子供ですよ」
「えっ…え〜?!」
どうやら自分が子供だと思っていなかったらしい、、、
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