オフィスラブは突然に〜鬼部長は溺愛中〜
「柚さんに、怪我がなくて良かったが、会社にもご迷惑をお掛けしたしな」

「それは、響さんのお陰で大丈夫です」

「そうか。安心した」

 今回の事は、これで蟠りなく解決したと言える。

「さあさあ。お昼ごはんにしましょう。お寿司を頼んだのよ」

 京子の一声でみんながダイニングに移動する。

「あっ、京子さん。これ」

「まあまあ。長谷屋さんの和菓子じゃない。嬉しいわ。後でみんなでいただきましょう」

 和やかな雰囲気で、柚は椎名家に大歓迎された。

「柚ちゃん、今度二人で女子会しましょう」

 京子と電話番号を交換するほど仲良くなり、響がヤキモチを焼くのだった。






 
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