オフィスラブは突然に〜鬼部長は溺愛中〜
「響くん面白いわね。私達と離れているし、同棲してもわからないのに、何で許可を?」

「もちろん本気だからです」意志の強い目で母親を見る。

「「…」」なぜかお互い見つめて視線を外さない。

 あとの三人は、固唾をのんで見守る。

「プッアハハハ」突然、母が笑いだした。

「…」訳のわからない響。

「アハハッ。真剣なのにごめんなさい。あまりにも真面目だから。好きな女がいたら、ガンガン攻めるでしょう?こんなに、穏やかな人もいるのね。ね、あなた?」

「まあ、奥手な柚には理想的な相手じゃないか?」

「響くん、柚をよろしくお願いします。私達を見て育ったはずなのに、ずっと彼氏もいなくて心配してたのよ。楓は、適当に遊んでるみたいだけど」

「ブブッ…はぁ?なんで?」

「そんなのバレバレよ。私を誰だと思ってるの?」

「…」

「それにしても、柚はまだなのね?」

「なにが?」

「初体験♡」

「「⁉️⁉️」」驚きすぎて言葉の出ない響と柚。




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