オフィスラブは突然に〜鬼部長は溺愛中〜
柚は、椎名部長の後に続くが、高木はかなり嫌そうな顔。社会人として露骨に顔に出すのはいかがなものかと思うが、今に始まった事ではない。
椎名部長は、パーテーションで仕切られた打ち合わせスペースに二人を座らせた。
「話を聞こうか」
「はい」「…」素直に返事する柚と不貞腐れてる高木。
「先週、部長にデータを確認していただいた後、部長から印刷分の追加データをいただきました」
「ああ。間違いない」
「部内で共有との事だったので、全員に送信した後、印刷分に関しては羽田くんにお願いしたんです」
「?ああ」
ここで高木ではなく羽田が出てきた事を不思議に思ったが、話の続きを待つ。
「羽田くんが実際に見本を印刷して、私がチェックもして会議の出席者分のコピーをする時に、羽田くんに急ぎの仕事が入ったようで、高木さんが引き受けてくれたからお願いしておきましたと報告をもらったんです」
「…じゃあ、高木の仕事じゃないのか?」
「でも、元々観月先輩の仕事ですし、観月先輩の机に戻しておきましたよ。だから、出来てないんだったら先輩が悪いんですよね?」
椎名部長は、パーテーションで仕切られた打ち合わせスペースに二人を座らせた。
「話を聞こうか」
「はい」「…」素直に返事する柚と不貞腐れてる高木。
「先週、部長にデータを確認していただいた後、部長から印刷分の追加データをいただきました」
「ああ。間違いない」
「部内で共有との事だったので、全員に送信した後、印刷分に関しては羽田くんにお願いしたんです」
「?ああ」
ここで高木ではなく羽田が出てきた事を不思議に思ったが、話の続きを待つ。
「羽田くんが実際に見本を印刷して、私がチェックもして会議の出席者分のコピーをする時に、羽田くんに急ぎの仕事が入ったようで、高木さんが引き受けてくれたからお願いしておきましたと報告をもらったんです」
「…じゃあ、高木の仕事じゃないのか?」
「でも、元々観月先輩の仕事ですし、観月先輩の机に戻しておきましたよ。だから、出来てないんだったら先輩が悪いんですよね?」