オフィスラブは突然に〜鬼部長は溺愛中〜
急接近で急展開
普段は定時で帰る事のない響。今日はとにかく急いでいる。早く柚を連れ帰りたい。そして、ゆっくりと休ませてあげたい。
会議が終わった途端、いつもでは考えられないくらい慌ただしく動く響に、みんな何事かと思う。周りの目は感じているが構っていられない。
持ち帰れない仕事だけをこなし、部下に的確に指示を出す。
定時になり、高木がさっさと帰っていく姿を見て響はため息をつく。柚の悩みのタネであり、部内を乱す存在。ただ、簡単にはクビはもちろん処分も出来ない。
「宮川課長」
「はい。椎名部長何かありましたか?」
「今日は、俺も退社します」
「え⁉️」
「何か?」
「いえ。珍しいなと…」
「ああ。たまにはいいだろう?」
「はあ。もちろんです。普段から働き過ぎなんですから…」
「あとは頼めるか?」
「もちろんです」
響は宮川にあとを任せ、柚の荷物を持ち、医務室に向かう。響が早く帰る事に疑問が残り、更に柚の荷物を持って出た事に、部署内には不思議な空気が流れていた…
会議が終わった途端、いつもでは考えられないくらい慌ただしく動く響に、みんな何事かと思う。周りの目は感じているが構っていられない。
持ち帰れない仕事だけをこなし、部下に的確に指示を出す。
定時になり、高木がさっさと帰っていく姿を見て響はため息をつく。柚の悩みのタネであり、部内を乱す存在。ただ、簡単にはクビはもちろん処分も出来ない。
「宮川課長」
「はい。椎名部長何かありましたか?」
「今日は、俺も退社します」
「え⁉️」
「何か?」
「いえ。珍しいなと…」
「ああ。たまにはいいだろう?」
「はあ。もちろんです。普段から働き過ぎなんですから…」
「あとは頼めるか?」
「もちろんです」
響は宮川にあとを任せ、柚の荷物を持ち、医務室に向かう。響が早く帰る事に疑問が残り、更に柚の荷物を持って出た事に、部署内には不思議な空気が流れていた…