オフィスラブは突然に〜鬼部長は溺愛中〜
常に活気溢れる社内。電話片手にパソコンやタブレットを操作する。時間も不規則で、夜遅くなることも多いこの業界だが『ユニバースエージェント』では、フレックスタイムを有効活用し、同業他社よりは格段に残業が少ない。
それでも、役職者はいつも遅くまで残っている。椎名部長に至っては、会社に住んでいるのではないかと思うほど…
ただ、いつも清潔な糊の効いたワイシャツにスーツも毎日着替えているので、帰ってはいるようだ。
仕事の出来る男は、身だしなみから完璧だ。これで、笑顔が見れたら極上の男なのだが…
現実は…
「山田、さっきの件はどうなった?」
「す、すみません。今、確認中です!」
「いつまで掛かってるんだ?一分一秒を無駄にするな」
「はい」
部下の動向をしっかり確認して把握する。
「観月」
「はい、椎名部長」
呼ばれて部長の席にタブレットを持ち向かう。机を挟み正面に立つと座っている部長が見上げてくる。小柄な柚は見上げる事はあっても見下ろす事は滅多にないのでドキッとする。
それでも、役職者はいつも遅くまで残っている。椎名部長に至っては、会社に住んでいるのではないかと思うほど…
ただ、いつも清潔な糊の効いたワイシャツにスーツも毎日着替えているので、帰ってはいるようだ。
仕事の出来る男は、身だしなみから完璧だ。これで、笑顔が見れたら極上の男なのだが…
現実は…
「山田、さっきの件はどうなった?」
「す、すみません。今、確認中です!」
「いつまで掛かってるんだ?一分一秒を無駄にするな」
「はい」
部下の動向をしっかり確認して把握する。
「観月」
「はい、椎名部長」
呼ばれて部長の席にタブレットを持ち向かう。机を挟み正面に立つと座っている部長が見上げてくる。小柄な柚は見上げる事はあっても見下ろす事は滅多にないのでドキッとする。