オフィスラブは突然に〜鬼部長は溺愛中〜
「柚は普段食事はどうしてるんだ?」

「自炊してます。たまに楓の方が早い日は楓も作ってくれます」

「いいなぁ〜」

「大したものは作ってませんよ」

「でも柚の料理が食べれる楓くんが羨ましい」

「そうですか?今日の夜、良かったら作りましょうか?」

「いいのか⁉️」凄い勢いでくいつく響。

「あっでも、普段料理しないなら、調理器具とか調味料は?」

「それは揃ってる」

「えっ?」柚はチクッと胸が痛んだ気がした。

「あっ、誰か作りに来てくれる人とか彼女とかじゃないからな」

 そして、必死に否定する響になぜか安堵する。

「兄貴が気まぐれにやってきて、料理するんだよ」

「えっ?誉先生?」

「誉先生って呼び方何か嫌だな…」

「ええっ?」

「まあ、いい。そう。兄貴、あんなチャラいが料理は上手いんだ」

「へぇ〜意外ですね」

 ランチが運ばれてきて一旦話は中断するが、食べながらも弾む会話。柚は痛みが収まった胃に優しいクラムチャウダーを食べて癒やされる。




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