オフィスラブは突然に〜鬼部長は溺愛中〜
「電話もらった日は、本当に忙しくて。響さんじゃなかったら預ける事は出来なかったので、助かりました」

「それは?」

「響さんの誠実さや柚に対する気持ちも、電話でもしっかり伝わったのと、普段の柚の話から厳しいけれど信頼出来る部長だと聞いていたんで。まさかこんなに若くてイケメンだとは思わなかったけど…」

 食べながらも会話が続く。

「楓くんは何の仕事をしてるんだ?」

「SEです」

「それは不規則だな…」

「それは、響さんもでしょ?」

「まあな」

「部長さんですもんね…」

「電話でも話した通り、俺は柚に本気なんだ。柚の気持ちも確かめた。付き合う事を認めてほしい」

「反対はしません。信じてます」

「ありがとう。今までも…」

 響は、今まで楓が柚を守っていた事も含みお礼を言った。

「ハハッ。響さんは何でもお見通しだな」

「楓くんには感謝だよ」

 男二人タイプが似ているのか、最初から妙に気が合う。

「響さん、今度飲みに行きましょう」

「ああ。楽しみだ」





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