オフィスラブは突然に〜鬼部長は溺愛中〜
「楓何食べに行く?」

「柚は何食べたい?」

「私?私は、ラーメンかな…」

「珍しい」

「今日、SNSにすっごく美味しそうなラーメンがアップされてたの!」

「プッ。毎日言ってるな〜この前はなんだっけ?ああ、コンビニスイーツだったか」

「だって〜、毎日SNSで新しい情報を追ってたら、美味しいものがいっぱい出てくるんだもん」少しほっぺを膨らまし楓を見上げる。

「にしても、柚は影響されやすい」

「女の子はみんな新しいもの好きなんだよ?」

「女の子って。柚は中身おっさんじゃないか(笑)」

「楓ウルサイ」

 柚の事なら何でも知っている楓に言われたら返す言葉もなくなる…

「柚、あそこでいいか?」

 会社から少し歩いた所にあるラーメン屋は、並んでも食べたい有名店で、今日も少し並んでいる。

「うん。今日は、マシだね」

 仲良く体を寄せ合い並ぶ男女。周りからは、かなり目立っている。



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