オフィスラブは突然に〜鬼部長は溺愛中〜
響がスマホの音量を上げ、伝光堂の二人に聞こえるように再生する。そして雑音が入っているものの、先日の会話がはっきり聞こえてくる。
『私だって、我慢してるんだよ?裕太の会社に入るはずが、裕太がユニバースエージェントに入れって言うから…』
『お前、俺の役に立ちたいんだろ?』
『そうだけど…』
『で?』
『企業コラボに注目してるみたいよ』
『どことどこだ?』
『この前は、製菓会社と飲料会社のコラボの話してた』
肝心な会話はしっかり録音されている。
「…俺だという証拠は?ユニバースエージェントとは言っているが、うちの会社の名前は言っていない」
「それはさっきあなたが、俺と玲奈の会話を録音したのか?とはっきり玲奈とおっしゃいましたよね?まあ、たまたま、観葉植物の間からカップルの写真が撮れたので良かったら見て下さい」
画像が悪いが、辛うじて橋田と高木だと確認は出来る。
「もういい!橋田、君はクビだ」
「そんな、社長が…」
「何を言っとる、わしは知らん。失礼させてもらう!」
『私だって、我慢してるんだよ?裕太の会社に入るはずが、裕太がユニバースエージェントに入れって言うから…』
『お前、俺の役に立ちたいんだろ?』
『そうだけど…』
『で?』
『企業コラボに注目してるみたいよ』
『どことどこだ?』
『この前は、製菓会社と飲料会社のコラボの話してた』
肝心な会話はしっかり録音されている。
「…俺だという証拠は?ユニバースエージェントとは言っているが、うちの会社の名前は言っていない」
「それはさっきあなたが、俺と玲奈の会話を録音したのか?とはっきり玲奈とおっしゃいましたよね?まあ、たまたま、観葉植物の間からカップルの写真が撮れたので良かったら見て下さい」
画像が悪いが、辛うじて橋田と高木だと確認は出来る。
「もういい!橋田、君はクビだ」
「そんな、社長が…」
「何を言っとる、わしは知らん。失礼させてもらう!」