殺し屋と呼ばれた女と溺愛KING
竜崎高校。
この辺で1番の不良校。
族に入ってる人ばっかりだけど、なんでも正統派しか居ないとか。
…ってことは神崎蓮斗に必然的に大丈夫だとは思う。
けど、依頼してきたってことは…なにか気になることがあるのだろう。
さっきの奴等も気になるけど…とりあえず、情報収集からだな。
あたしはそう思い、パソコンに向かい合う。
「にゃー」
椅子に座ると、寝ていたまおが起きた。
「…おはよ、ごめんな…起こして。」
まおはううん、と言わんばかりにあたしの膝の上に乗る。
それと同時にメールが来る。
【1.神崎蓮斗に自分の正体をバレるな
2.男装して高校入学.女とバレてはいけない
3.好きに学校生活を楽しんでくれて構わない
期間は3ヶ月】
あの人からの詳細メールだ。
…男装か。
まぁ女では簡単に組の人間に近付けないよな。
メールに返信したあたしは、パソコンを打ち始めた。