君の姿を思い出す
この話は私が20歳の頃に遡る。
その頃私は何をしたいのか何をするべきなのかがわからずふらふらしていた。
とある日、友人(啓介)と居酒屋に飲みに行った時、運命が変わった。
「なぁ、俺と看護師目指さへんか?」
啓介はそう言った。その言葉に驚きはしたが、なぜか否定する気持ちにはならなかった。母は介護士として働いており、その姿をマジマジと見てきた事もあり、医療福祉の仕事に就くという事は素晴らしい事だとわかっていたからだ。
「あぁ、ありかもしれんなー、頑張ってみる??」
そう返事をし、その飲み会はお開きになった。何も目標もなかった私に啓介が一本の道標を作ってくれたのだ。
すぐさま勉強に取り掛かった。なにぶん今まで机に向かい合った事もなく高校も中退し、通信科に編入になっているからである。
「ほんま無理、なんの事かさっぱりわからん!!」
私は必死で勉強した。
入学試験の日、
なんとか食らいつきその試験は終わる。
「できた?」啓介が言う。
「全然、さっぱりわからんかったわ」私はそう言い、他愛のない話をし帰路につく。
合格発表の日
合否は自宅に封筒で届くシステムである。私と啓介は合流し、車の中でともに開けることにした。
「よっしゃせーのであけよか」啓介の声と共に開いた。
合格
2人の紙にはそう書いてあった。
「よっしゃーー!!!なんとかいけたな!!!」2人で喜びを分かち合った。
そして私は看護師としての門を叩くと共に忘れられない大恋愛をする。
その頃私は何をしたいのか何をするべきなのかがわからずふらふらしていた。
とある日、友人(啓介)と居酒屋に飲みに行った時、運命が変わった。
「なぁ、俺と看護師目指さへんか?」
啓介はそう言った。その言葉に驚きはしたが、なぜか否定する気持ちにはならなかった。母は介護士として働いており、その姿をマジマジと見てきた事もあり、医療福祉の仕事に就くという事は素晴らしい事だとわかっていたからだ。
「あぁ、ありかもしれんなー、頑張ってみる??」
そう返事をし、その飲み会はお開きになった。何も目標もなかった私に啓介が一本の道標を作ってくれたのだ。
すぐさま勉強に取り掛かった。なにぶん今まで机に向かい合った事もなく高校も中退し、通信科に編入になっているからである。
「ほんま無理、なんの事かさっぱりわからん!!」
私は必死で勉強した。
入学試験の日、
なんとか食らいつきその試験は終わる。
「できた?」啓介が言う。
「全然、さっぱりわからんかったわ」私はそう言い、他愛のない話をし帰路につく。
合格発表の日
合否は自宅に封筒で届くシステムである。私と啓介は合流し、車の中でともに開けることにした。
「よっしゃせーのであけよか」啓介の声と共に開いた。
合格
2人の紙にはそう書いてあった。
「よっしゃーー!!!なんとかいけたな!!!」2人で喜びを分かち合った。
そして私は看護師としての門を叩くと共に忘れられない大恋愛をする。