レールアウト~婚約者に裏切られて彼の弟(生徒)にせまられます~番外編追加
「や、ぁ……ちょっ、待っ」
舐めて、転がすように、唾液でビチャビチャになる位に舌を這わしていくと同時に、太央の右手が太ももに触れた。
浴衣の中に滑り込んだその手は、すぐにショーツに到達するから恥ずかしくて頭がついていかない。
「なんでー?こんな濡れてるのにー」
耳元で囁かれて唇をチュウッと吸われてから、敏感な部分に手を入れられるから。
「や、やめ……た、太央っ」
「んー?」
「んん、す、すとっ……ぷ」
やだ。拒否しなかったのは自分なのに。
冷静になんてられない。目に涙がじわりと浮かんできた。性行為ってこんな感じだっただろうか。性器の出し入れの繰り返し、男女の繋がりの営み、子孫繁栄の行為の筈。
「志保ちゃんの中、すっげ…」
成央さんとの行為の時は、こんな事なかったのに。この子に中を掻き回されて、まだ指しか入ってないのに脳ミソがおかしくなりそう。
「んっ、んん、……っ、や」
「ごちゃごちゃ、余計なこと考えんなよ。集中して。今だけでいーから、志保ちゃんは俺だけ見てて。俺だけを思って。俺だけの……っ、志保ちゃんになって」
吸われ過ぎてふにゃふにゃになった、感覚も分からない唇にまた口付けられる。
信じられない、まだキスするの?
下唇と上唇を交互に吸われて、頬、額、瞼、鼻も甘噛みされて顔中に舐めるようキスを落としていく。
「志保ちゃん、……っ、いくよ」