レールアウト~婚約者に裏切られて彼の弟(生徒)にせまられます~番外編追加
ズンッと強く突かれるから、奥深くまで痛い位に太央を感じた。遠慮なく打ち付けらて動かされる腰に、不安の波が押し寄せる。
「あっ、んんーーー……」
「声、我慢しないでー。聞かせて?」
「んんっ、んーー、」
「大丈夫、怖くないよー。って、志保ちゃんの中、超気持ちー」
震えながら首を横に振った。零れ出す涙がこめかみを伝って布団に流れ落ちる。
太央が歯切れの悪い息を吐いて、私の手を握り何度も軽いキスを顔全体に落としていく。
「や、やぁ、あああ、………ッ」
「……っ、志保ちゃん、すっげー好き。めっちゃ好き。愛しすぎて、もう……」
「んっ、んっ、んんーーー」
「俺っ、志保ちゃんと死ぬまで一緒にいたい」
一瞬、太央が苦しそうに笑うのが見えて、そのまま頭が真っ白になった。
「あ、イッた?」
「……」
「どう?はじめてイけた感じはー?あは、志保ちゃん、ちょっと意識飛んでたんだよー」
「……」
ぼんやりと瞼を開くと、浴衣の乱れた太央がニコニコと上から見下ろしていた。
重い体が更に重くて、起き上がれない。
下腹部にはヒリヒリとした感覚とアノ異物感。
ドロリとした液体が自身から出てきたのが分かったから、"避妊"という単語が頭に過ったけど。する必要がないのだと、すぐに気が付いた。