レールアウト~婚約者に裏切られて彼の弟(生徒)にせまられます~番外編追加
「志保ちゃんすぐ疲れちゃうしー、体力つくの待ってたんだけどー」
「ん、んんっ……」
唇を塞がれて、すぐに舌が入り込んできた。
息が出来ないくらいに中をかき回されて、チュッと音を立てて一端離れる。
「そろそろ、シていー?」
「……駄目よ。あなた、こんな昼間から何考えて」
「えー、夜ならいーの?」
「あのね、淫行条例っていって、成人した大人が18歳未満の…」
「うるさい、黙ってー」
両手首を掴まれて、今度は舐めるようなキスが落とされる。耳朶を噛って舌を這わせて、そのままフェイスラインから首元、鎖骨へと移動していく。
シャツの上から探るように顔をぐりぐりとされるから、焦れったくて下腹部が痛いくらいにギュッとなった。
「ん……っ、くすぐった…いわ」
「志保ちゃん、胸ちょっと大きくなった?」
「そ、そうかしら?」
「うん、だって、この間まで骨みたいにガリガリだったもーん」
「あなた失礼ね……」
「あはは、だってー!」
「もうっ」
「ねぇ、志保ちゃん。大好きだよ。ずっと、一生、一緒にいよう?」
眉を潜めれば笑われて。いつもヘラヘラしてるけど、真っ直ぐで純粋に私を必要としてくれる。
この子の想いは胸が痛いほど伝わってくるけど、いとも簡単にシャツのボタンが外されて胸元が開かれていくから──。