レールアウト~婚約者に裏切られて彼の弟(生徒)にせまられます~番外編追加
子供みたいにはしゃぐ太央を見て、小さい頃の姿を思い浮かべる。まさかあの頃は、この子にこんな気持ちが芽生えるなんて考えられなかった。
数ヶ月前まで憎たらしかった太央が可愛いと思えるなんて、きっと私の方がもうこの子を手放せないわ。
「へへへっ。じゃー、もう志保ちゃんの全部 俺のものねー」
「私は物じゃありませ……んんっ!?」
露にされた胸元に、ちゅぅっと吸い付くようにキスを落とされた。
それが何度も、何度も繰り返される。ホックを外さないまま、太央の骨ばった手が下着の中に侵入してきた。
「ほら、やっぱり前より柔らかーい」
「く、すぐったいわ、太央、待っ……」
「もー、無理。待たない、志保ちゃんが可愛いこと言うからー、もー待てない」
「ん、んんん……」
もどかしい気持ちになり、息が上がってく太央の頭をくしゃっと撫でると、無邪気な笑顔で唇にキスをされる。
「あは、絶対、もう誰にもあげない。俺の可愛い、俺だけの志保ちゃん♡」
下着を上にずらされて、今度は露になった膨らみを舌で舐めては吸いあげた。
太央の方が気持ち良さそうにずっと吸い付いてくるから、可愛いくて愛おしくて守ってあげたくなる。
こんな不思議な感情に襲われたのははじめてだわ。