レールアウト~婚約者に裏切られて彼の弟(生徒)にせまられます~番外編追加
カチャカチャとベルトを外してズボンのチャックを下ろすと、戸惑うように視線を泳がせる太央がいる。
お腹からお臍の部分を指でつたって下に移動させていき、すでに半分固くなったソレを掌で包み込んだ。
「いつも、我慢させてごめんなさいね」
「べ、別に今さらだしー。むしろ志保ちゃんが俺の触る方が、なんかー変な感じするんだけど」
この子の身体に直接触れるのは3回目だな、とあの時の行為が頭に思い浮かぶ。
そう、最初のあの時はそれどころじゃなかった。普段はヘラヘラと軽い感じなのに、やっぱり男の子なのだと実感する。
「……無理しなくていーよー?」
「してないわ」
撫でるように掌を滑らせていくと、太央が短い息を漏らすから、不思議な気分になった。
その先端部に口づけると、この子が体をビクつかせる。私の頭部に乗せられた大きな手が、子供をあやすように優しく撫で下ろされた。
「……んぐっ、わー。ねぇ、なんかさー。志保ちゃん慣れてる?」
「ん、そんな事、ないわ」
強く優しく手に力を入れて、舌を這わせてわざとチュパッと音を出すと。太央が不満そうな声をあげた。