真・T☆LOVE 〜滅亡の時〜
【19】信頼
悪夢の夜が明けた。
テレビ局は、朝から大騒ぎしている。
その1時間後には、さらに世界中が大騒ぎになる事態が発生するのであった…。
~テラ~
ラブは、珍しく自分の部屋で朝を迎えた。
忌々しい炎が目に焼きついて、一睡もできていなかった。
一晩中、最上階のガラス貼りのベランダで、眼下に広がる街の灯りを眺めていた。
ラブのベッドでは、メイがまだ寝息を立てている。
午前6:00。
ラブの携帯が鳴った。
「はい。ラブです」
無意識に出る。
「もしもし。ラブさん、山本です」
「リサさん?どうしたのこんな朝早くから」
そう応えたラブの脳裏に、再びあの現場の光景がフラッシュバックした。
しかし、山本の話は、その予想を裏切った。
「ラブさん。あなたが危ないの。もうすぐ、あなたの秘密が、世界中に放送されてしまうの❗️」
「私の・・・秘密?」
昨夜、夜中の1:00に現場から局に帰った山本は、局長を始め、局の幹部が勢ぞろいしている場に直面したのである。
「お・・・お疲れさまです。今、帰りました」
そう言った彼女に、全員の目が一斉に向いた。
「山本君、ちょっとこっちへ」
局長が呼んだ。
「確かに…最悪の事態です。あの大都病院が・・・」
しゃべりかけた彼女を、一人の男性が止めた。
駆け出しのスポーツカメラマン、三井 清であった。
「山本先輩、違うんです。これを見てください」
一枚の写真が渡された。
「こ・・・これって・・・ラブ・・・」
そこに写っていたのは、体をよじって、背後のラブを見下ろす巨人、マイク・レイズ。
そして、その背中に手を当てたラブの姿であった。
テレビ局は、朝から大騒ぎしている。
その1時間後には、さらに世界中が大騒ぎになる事態が発生するのであった…。
~テラ~
ラブは、珍しく自分の部屋で朝を迎えた。
忌々しい炎が目に焼きついて、一睡もできていなかった。
一晩中、最上階のガラス貼りのベランダで、眼下に広がる街の灯りを眺めていた。
ラブのベッドでは、メイがまだ寝息を立てている。
午前6:00。
ラブの携帯が鳴った。
「はい。ラブです」
無意識に出る。
「もしもし。ラブさん、山本です」
「リサさん?どうしたのこんな朝早くから」
そう応えたラブの脳裏に、再びあの現場の光景がフラッシュバックした。
しかし、山本の話は、その予想を裏切った。
「ラブさん。あなたが危ないの。もうすぐ、あなたの秘密が、世界中に放送されてしまうの❗️」
「私の・・・秘密?」
昨夜、夜中の1:00に現場から局に帰った山本は、局長を始め、局の幹部が勢ぞろいしている場に直面したのである。
「お・・・お疲れさまです。今、帰りました」
そう言った彼女に、全員の目が一斉に向いた。
「山本君、ちょっとこっちへ」
局長が呼んだ。
「確かに…最悪の事態です。あの大都病院が・・・」
しゃべりかけた彼女を、一人の男性が止めた。
駆け出しのスポーツカメラマン、三井 清であった。
「山本先輩、違うんです。これを見てください」
一枚の写真が渡された。
「こ・・・これって・・・ラブ・・・」
そこに写っていたのは、体をよじって、背後のラブを見下ろす巨人、マイク・レイズ。
そして、その背中に手を当てたラブの姿であった。