真・T☆LOVE 〜滅亡の時〜
「メ・・・メイ❗️無事なのね?」

「うん。今、小田さんといっしょ。二人とも・・・元気だよ。安心して」

小田のところまで、何とか戻ったメイは、下でのことを小田に話した。

小田は既に、自分が助からないことを自覚していた。

メイの足は、「レム」に掴まれた足首から腐食し、すでに膝の辺りまで侵食されていた。


「そう・・・。何とかして、助ける方法を考えるわ!もうちょっと我慢して」

「ラブ、ダメ❗️ここを開けちゃだめよ❗️ここには・・・」

(⁉️)

「・・・い・・・いるのね?・・・悪魔が」

「うん。真っ黒で陰気なやつ。もう他の人たちはみんな食べられちゃったわ・・・」

「そんなことって・・・」

まだ「レム」が目覚めていなければ…
そう願っていたラブであった。


「ラブ、いい?ここは絶対に開けちゃだめ!あいつが外へ出たら、いくらラブでも、勝てないわ」

「でも・・・それじゃ、メイ・・・あなたを助けられない」


薄暗い中で、うなづき会う二人。


「ラブ・・・よく聞いて。私は一度あなたに命を助けられた。あれからずっと、人々のために尽くすあなたを見てきたわ。こんな私でも、精一杯、あなたを助けようと思って生きてきたの」

本心であり、ラブもそれは分かっていた。

「あいつは、ほんの僅かな隙間でも通り抜けるの。ここのこんな軽い土なんかじゃ、防ぎきれないわ」

「メイ・・・あなた・・・」

メイの考えが、ラブには分かった。

「ラブ、何でもいいから、ここをあいつごと、焼き払って❗️」
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