真・T☆LOVE 〜滅亡の時〜
「飛鳥神《あすかじん》ね」
「やっぱり、知ってましたか」
飛鳥組、若頭、飛鳥神(28)。
「その顔じゃ、こいつのことも、とっくに気付いていたって感じだな」
飛鳥が倒れた老人を足でこづく。
「伝説の殺し屋、リュウ・ウォンシン。ワンジンの兄ね。さすがに、殺気をほとんど感じさせなかったけど、二度も同じ失敗はしないわ」
「そして、この俺にも気付いていたか。こいつに仕込み杖を向けられても、お前さん眉一つ動かさなかったからな」
「あなたが、私の前に現れる理由は、ただ一つ」
「鬼島の交渉が成立したってことか」
目で微笑むラブ。
「全く、たいしたお嬢さんだ。気に入ったぜ。鬼島との約束だ、この先、何があっても、お前のことを守ってやる」
こうして鬼島は、自らが死んだ後も、ラブを守り抜いたのであった。
「やっぱり、知ってましたか」
飛鳥組、若頭、飛鳥神(28)。
「その顔じゃ、こいつのことも、とっくに気付いていたって感じだな」
飛鳥が倒れた老人を足でこづく。
「伝説の殺し屋、リュウ・ウォンシン。ワンジンの兄ね。さすがに、殺気をほとんど感じさせなかったけど、二度も同じ失敗はしないわ」
「そして、この俺にも気付いていたか。こいつに仕込み杖を向けられても、お前さん眉一つ動かさなかったからな」
「あなたが、私の前に現れる理由は、ただ一つ」
「鬼島の交渉が成立したってことか」
目で微笑むラブ。
「全く、たいしたお嬢さんだ。気に入ったぜ。鬼島との約束だ、この先、何があっても、お前のことを守ってやる」
こうして鬼島は、自らが死んだ後も、ラブを守り抜いたのであった。