真・T☆LOVE 〜滅亡の時〜

暫くして、ラブは決心した。

顔を上げ、ララの真っ直ぐな片目に、目を合わす。


「ララ、私が必ずロブを助けるわ。約束する。だからもう心配しないで。一人で辛かったよね…痛かったよね…。ごめんね、ララ。」


痛みを堪えつつ、ララは満面の笑顔を見せた。

「ありがとう、ラブ」

もう二度とこの笑顔が、涙を流す様なことがあってはならない。

もう二度と、この子を悲しませてはいけない。
ラブは、自分の心に誓った。

そんなラブに、ララが少し困った様な顔で話しかけた。


「でも…こんど謝ったら、友だちやめちゃうからね」

いつかのお返しである。


「泣かないで、笑って。わたしはラブを信じてるから」

そう言ってララは、血が滲んだラブの額にキスをした。
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