真・T☆LOVE 〜滅亡の時〜
その後は、和やかなトークが進んだ。
時間がかなりおしており、「マキ」のカンペが出されたのを見て、締めへと向かわせる。
「大変多忙なスケジュールの中、今夜はありがとうございました。みなさん、いかがでしたでしょうか。トーイ・ラブという一人の女性は、こんなに素敵なスターでありながらも、自分のことは二の次にして、世界の為に命を賭けています。なぜそこまで?という思いもありますが、それが出来るのはラブさんしかいないのかも知れません。これからもお気を付けて、頑張って下さい」
「はい。なんか照れちゃうわ。大丈夫!私は『スーパースター』だから❗️」
ラブの笑顔がアップされる中、エンディングソングが流れていった。
「お疲れさま~!」
ディレクターがラブの元へ飛んで来て、今夜のお詫びの言葉を並べ始めた。
この局の長~い廊下でも、並び切れなくなりそうな時、放送終了後からデスクに突っ伏していた山本がやって来た。
「ラブさん。本当にごめんなさい。私、実は…」
何かを言いかけた山本をラブは遮った。
「ううん、いいのいいの。話す機会が出来て、逆に助かったわ。ねっ!飲みに行こ!いいわよね?ねっ!」
ラブに笑顔で『ねっ!』と言われて、断れる人はまずいない。
もとより、断る隙を与えないとも言えるのだが…。
山本は引きずられる様にして、スタジオを後にした。
時間がかなりおしており、「マキ」のカンペが出されたのを見て、締めへと向かわせる。
「大変多忙なスケジュールの中、今夜はありがとうございました。みなさん、いかがでしたでしょうか。トーイ・ラブという一人の女性は、こんなに素敵なスターでありながらも、自分のことは二の次にして、世界の為に命を賭けています。なぜそこまで?という思いもありますが、それが出来るのはラブさんしかいないのかも知れません。これからもお気を付けて、頑張って下さい」
「はい。なんか照れちゃうわ。大丈夫!私は『スーパースター』だから❗️」
ラブの笑顔がアップされる中、エンディングソングが流れていった。
「お疲れさま~!」
ディレクターがラブの元へ飛んで来て、今夜のお詫びの言葉を並べ始めた。
この局の長~い廊下でも、並び切れなくなりそうな時、放送終了後からデスクに突っ伏していた山本がやって来た。
「ラブさん。本当にごめんなさい。私、実は…」
何かを言いかけた山本をラブは遮った。
「ううん、いいのいいの。話す機会が出来て、逆に助かったわ。ねっ!飲みに行こ!いいわよね?ねっ!」
ラブに笑顔で『ねっ!』と言われて、断れる人はまずいない。
もとより、断る隙を与えないとも言えるのだが…。
山本は引きずられる様にして、スタジオを後にした。