真・T☆LOVE 〜滅亡の時〜
~テラ・屋外ステージ~
三月も終わりの頃。
お台場は、大勢の人で溢れ返っていた。
ピアノの旋律が静かに流れ始める。
ざわついていた場内が静まり、どこからか、ちらちらと、桜の花びらが舞い始めた。
「♪遥か~遠い世界に~。忘れられない人がいる。春の風に私は~、いつかのあなたを思い浮かべる♪…」
優しく澄んだ歌声が響き渡る。
爽やかな音楽の流れる中、ステージ中央に桜吹雪が渦を作る。
その渦が散った時、そこに我らがスーパースター「トーイ・ラブ」が、立っていた。
桜色のショートパンツに、肩を出した淡いグリーンの深襟シャツ。
腰まで垂れた金色のショールに、光り輝く髪が重なり合う。
場内は割れんばかりの歓声に包まれた。
TERRA主催、スプリング・フェスティバルの開幕である。
「皆さん、こんにちは。ようこそスプリング・フェスティバルへ❣️」
「ラブ~!」
「可愛い~!」
「愛してるよ~!」
ラブを呼ぶ無数の歓声。
「ありがとう! 私もみんなを愛してるよ❣️今回も、たくさんの仲間が来てくれてます。最後まで、楽しんでってね~! んじゃ!とりあえず歌っちゃいます。まだ少し寒いけど、今日は思いっきり弾けて、ぶっ飛ばして行こ~❣️」
ラブは毎年、このボランティアイベントを企画している。
入場は無料。
会場に多数設けた飲食店やショップの収益は、全て国際援助金として寄付されていた。
場内に設置された募金箱にも人々の『きもち』が集まる。
ステージでは、100名のタレントやアーティストがボランティアで参加し、夜まで豪華なコンサートを繰り広げる。
ラブは、暖かな気持ちが集まるこのイベントが好きで、いつもオープニングとエンディングを担当するのであった。
三月も終わりの頃。
お台場は、大勢の人で溢れ返っていた。
ピアノの旋律が静かに流れ始める。
ざわついていた場内が静まり、どこからか、ちらちらと、桜の花びらが舞い始めた。
「♪遥か~遠い世界に~。忘れられない人がいる。春の風に私は~、いつかのあなたを思い浮かべる♪…」
優しく澄んだ歌声が響き渡る。
爽やかな音楽の流れる中、ステージ中央に桜吹雪が渦を作る。
その渦が散った時、そこに我らがスーパースター「トーイ・ラブ」が、立っていた。
桜色のショートパンツに、肩を出した淡いグリーンの深襟シャツ。
腰まで垂れた金色のショールに、光り輝く髪が重なり合う。
場内は割れんばかりの歓声に包まれた。
TERRA主催、スプリング・フェスティバルの開幕である。
「皆さん、こんにちは。ようこそスプリング・フェスティバルへ❣️」
「ラブ~!」
「可愛い~!」
「愛してるよ~!」
ラブを呼ぶ無数の歓声。
「ありがとう! 私もみんなを愛してるよ❣️今回も、たくさんの仲間が来てくれてます。最後まで、楽しんでってね~! んじゃ!とりあえず歌っちゃいます。まだ少し寒いけど、今日は思いっきり弾けて、ぶっ飛ばして行こ~❣️」
ラブは毎年、このボランティアイベントを企画している。
入場は無料。
会場に多数設けた飲食店やショップの収益は、全て国際援助金として寄付されていた。
場内に設置された募金箱にも人々の『きもち』が集まる。
ステージでは、100名のタレントやアーティストがボランティアで参加し、夜まで豪華なコンサートを繰り広げる。
ラブは、暖かな気持ちが集まるこのイベントが好きで、いつもオープニングとエンディングを担当するのであった。