真・T☆LOVE 〜滅亡の時〜
~TERRA~


「ごめん、ラブ。色々と母のことを聞いてたりして・・・」

「どうせ、夕べ飲み過ぎたんでしょ、メイ?誰にも危害は加えてないでしょうね?」

図星であった。

「いや、あの・・・。たぶん・・・。ねぇ、良介さん」

苦し紛れに、隣にいる山口良介に電話を渡す。

「あ、ああああの、山口と言います。ラ、ラブさんですか?すいません、私が引き止めてしまって・・・」

「あら、手紙をくれた方ね。ありがとうございました。メイが厄介になった様で。彼女、酒癖わるいから、大丈夫でしたか?前なんか、うちの新人歓迎会で、鼻に噛み付いたりなんかして・・・」

「あ、ああ・・・大丈夫です。これからも、芽衣(メイ)さんのことをよろしくお願いします」

携帯をメイに渡し、鼻の絆創膏に手をやる。

「ほ・・・、ほらね💦 今から飛行機で戻るからね~。んじゃ!」

携帯を閉じる。


「全く・・・メイったら。すいません、大山さん。ここでは何ですから、お茶でも飲みながら、話しましょ」

「あっ、はい。忙しいのに突然すいませんです」

そう言って、ラブと大山は、部屋を出て行った。
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