真・T☆LOVE 〜滅亡の時〜
弾みでラブの体がソファーへと崩れた。
「なにすんのよ!このヤクザ!」
メイが掴みかかるが、全く気にしないで鬼島はラブに語りかけた。
「ラブ、おまえは人の運命まで変えるつもりか?大きなお世話だぜ。俺はごめんするよ。俺はおまえが気に入って、俺の意思でここにいるんだ。死んだあの子もきっとそうだ。おまえを恨んだりするわけがねぇ。好きな人、愛する人の側にいて何が悪りぃ。どっか行けって?冗談じゃねぇ。想うのはこっちの勝手だし、指図される筋合いもない。思いあがるんじゃねぇ!さっきみたいな言葉を聞いたら、死んで逝ったやつらが浮かばれねぇじゃねぇか」
修羅場をいくつもくぐり抜けてきた男の、心からの言葉に、さすがのメイも後ずさった。
ラブの目に、ゆっくり光が戻って来た。
「ラブ。おまえは、たくさん愛されてるんだ。一人じゃないんだぜ。俺だっておまえを愛している。おまえの為に命捨てられるなら本望だ」
「ラブ、私だっておんなじよ。殺されたってあなたの前から消えやしないわ!」
「組長…メイ…」
「ラブ。私は絶対に奴等を許さない!美樹を殺した奴等を、ラブを苦しめる奴等を絶対に許さない!力を貸してラブ。あなたしかいないの」
「及ばずながら…俺と、俺の三千の兵隊も力を貸すぜ」
「…分かった…ありがとうメイ。ありがとう組長」
ラブは鬼島の大きな胸に、顔を埋めて泣いた。
必死に抑えていた悲しみ、苦しみ、悔しさが一気に溢れ出していた。
「おいおい。これでも俺はひとりもんだぜ。刺激が強すぎやしねぇか?」
「ばか…」
三人の顔に笑みが戻った。
ラブの頭に、アイの声が入る。
(ラブ様、作曲家ミカエルのスタジオが爆破されました)
ラブに休んでいる暇はなかった。
「なにすんのよ!このヤクザ!」
メイが掴みかかるが、全く気にしないで鬼島はラブに語りかけた。
「ラブ、おまえは人の運命まで変えるつもりか?大きなお世話だぜ。俺はごめんするよ。俺はおまえが気に入って、俺の意思でここにいるんだ。死んだあの子もきっとそうだ。おまえを恨んだりするわけがねぇ。好きな人、愛する人の側にいて何が悪りぃ。どっか行けって?冗談じゃねぇ。想うのはこっちの勝手だし、指図される筋合いもない。思いあがるんじゃねぇ!さっきみたいな言葉を聞いたら、死んで逝ったやつらが浮かばれねぇじゃねぇか」
修羅場をいくつもくぐり抜けてきた男の、心からの言葉に、さすがのメイも後ずさった。
ラブの目に、ゆっくり光が戻って来た。
「ラブ。おまえは、たくさん愛されてるんだ。一人じゃないんだぜ。俺だっておまえを愛している。おまえの為に命捨てられるなら本望だ」
「ラブ、私だっておんなじよ。殺されたってあなたの前から消えやしないわ!」
「組長…メイ…」
「ラブ。私は絶対に奴等を許さない!美樹を殺した奴等を、ラブを苦しめる奴等を絶対に許さない!力を貸してラブ。あなたしかいないの」
「及ばずながら…俺と、俺の三千の兵隊も力を貸すぜ」
「…分かった…ありがとうメイ。ありがとう組長」
ラブは鬼島の大きな胸に、顔を埋めて泣いた。
必死に抑えていた悲しみ、苦しみ、悔しさが一気に溢れ出していた。
「おいおい。これでも俺はひとりもんだぜ。刺激が強すぎやしねぇか?」
「ばか…」
三人の顔に笑みが戻った。
ラブの頭に、アイの声が入る。
(ラブ様、作曲家ミカエルのスタジオが爆破されました)
ラブに休んでいる暇はなかった。