真・T☆LOVE 〜滅亡の時〜
ヴェロニカに連れられて、彼女が現れた。
「ラブさん。この前は、気が動転して、大変失礼なことを言ってしまいました。本当にごめんなさい」
目を伏せたままの彼女。
美樹の母親である。
「早苗さん。来てくれてありがとうございます」
それ以上の言葉が浮かばないラブ。
そこに、メイが割って入る。
「ラブ、実は昨日早苗さんから電話をもらってね。美樹ちゃんもこのイベントに招待されていたんだって。ビックリしちゃったわよ」
(・・・⁉️)
「そ・・・そうなんですか」
「はい、高知へ来た時も、あの子はずっと、ラブさんやメイさんの話をしてくれました。自分もいつか大きくなったら、私みたいな可愛そうな子を、助けてあげるんだって・・・このイベントも大変楽しみにしていました」
うつむいた早苗の足元に、涙が落ちる。
「私は、あの子に言ってあげたのです。美樹は、ラブさん達にこんなに愛されて、幸せだよって」
「早苗さん・・・」
「私はそんなあなたに、あんなひどいことを言ってしまいました。どうか許してください。なかなか勇気が持てなくて、ここへ来られませんでした。夢の中で、あの子がいつも言うんです。ラブは悪くないって。美樹を愛する様に、ラブを愛してあげてって・・・。ほんとにごめんなさい」
涙の早苗をヴェロニカが支える。
ラブは、真っ直ぐに、早苗の目を見て言った。
「ありがとう早苗さん。あなたが来てくれたおかげで、私は救われました。今日は、美樹ちゃんの代わりに、ここで、最後まで見ていってください。メイ、お願いね。ヴェロニカちょっと」
深く一礼して、ラブがヴェロニカを連れて出て行く。
涙がこぼれていた。
「ラブさん。この前は、気が動転して、大変失礼なことを言ってしまいました。本当にごめんなさい」
目を伏せたままの彼女。
美樹の母親である。
「早苗さん。来てくれてありがとうございます」
それ以上の言葉が浮かばないラブ。
そこに、メイが割って入る。
「ラブ、実は昨日早苗さんから電話をもらってね。美樹ちゃんもこのイベントに招待されていたんだって。ビックリしちゃったわよ」
(・・・⁉️)
「そ・・・そうなんですか」
「はい、高知へ来た時も、あの子はずっと、ラブさんやメイさんの話をしてくれました。自分もいつか大きくなったら、私みたいな可愛そうな子を、助けてあげるんだって・・・このイベントも大変楽しみにしていました」
うつむいた早苗の足元に、涙が落ちる。
「私は、あの子に言ってあげたのです。美樹は、ラブさん達にこんなに愛されて、幸せだよって」
「早苗さん・・・」
「私はそんなあなたに、あんなひどいことを言ってしまいました。どうか許してください。なかなか勇気が持てなくて、ここへ来られませんでした。夢の中で、あの子がいつも言うんです。ラブは悪くないって。美樹を愛する様に、ラブを愛してあげてって・・・。ほんとにごめんなさい」
涙の早苗をヴェロニカが支える。
ラブは、真っ直ぐに、早苗の目を見て言った。
「ありがとう早苗さん。あなたが来てくれたおかげで、私は救われました。今日は、美樹ちゃんの代わりに、ここで、最後まで見ていってください。メイ、お願いね。ヴェロニカちょっと」
深く一礼して、ラブがヴェロニカを連れて出て行く。
涙がこぼれていた。