アメリカから出られない!
もうこの目には、夜景なんて映らなかった。俯くオーウェンから心配で目を離せない。刹那、オーウェンに強く抱き締められた。
「オーウェン?」
「絶対に、離したりしないからな」
耳元で聞こえる低い声に、頭の中で警告音が鳴り始める。慌てて彼から逃げようとすると、腰の辺りに硬いものが当てられる。目線を下に下げると、ドラマなどでしか見たことのない拳銃が私の体に押し当てられている。
「オーウェン、何をしているの?冗談にしては笑えない……」
冗談であってくれ、そう願っていた私の思いはニヤリと笑ったオーウェンの言葉によって打ち砕かれる。
「冗談じゃない。俺から離れるなんて、絶対に許さないから。逃げるなら容赦なくその手足を撃ち抜くよ?」
銃を突き付けられたまま、私は車の方へ無理やり歩かされ、オーウェンが車のトランクを開ける。そして私の手足は紐で縛られ、口にガムテープを貼られて声を塞がれてしまう。
「さあ綾音、ドライブの続きをしようか」
怖いくらいの笑顔でオーウェンは言い、トランクは閉められた。
「オーウェン?」
「絶対に、離したりしないからな」
耳元で聞こえる低い声に、頭の中で警告音が鳴り始める。慌てて彼から逃げようとすると、腰の辺りに硬いものが当てられる。目線を下に下げると、ドラマなどでしか見たことのない拳銃が私の体に押し当てられている。
「オーウェン、何をしているの?冗談にしては笑えない……」
冗談であってくれ、そう願っていた私の思いはニヤリと笑ったオーウェンの言葉によって打ち砕かれる。
「冗談じゃない。俺から離れるなんて、絶対に許さないから。逃げるなら容赦なくその手足を撃ち抜くよ?」
銃を突き付けられたまま、私は車の方へ無理やり歩かされ、オーウェンが車のトランクを開ける。そして私の手足は紐で縛られ、口にガムテープを貼られて声を塞がれてしまう。
「さあ綾音、ドライブの続きをしようか」
怖いくらいの笑顔でオーウェンは言い、トランクは閉められた。