こんな溺愛,ありですか?
「ほら」
やがてチーンっとおしぼりのようなものが出来上がって,それを辰馬くんが私に投げる。
「なに? これ,どうしたら良いの?」
「手首,あてとけ。んでさっさと帰って飯食って風呂はいって血流良くしてさっさと寝ろ」
辰馬くんはいつからお母さんになったのだろう。
いやもちろんお母さんではないのだけど。
「……あとお前,俺の授業はちゃんと集中しろ」
え……?
「なんでもない」
「そう? ねぇこれもういい? ……あれ」
私が返事もまたずにタオルを外すと,小さな赤い丸を見つけた。
「なにこれ。全然痒くなくて気づかなかった……蚊って変な時期にいたりするよね」
9月はそれほどおかしくもないのかな? どうだろ。
やがてチーンっとおしぼりのようなものが出来上がって,それを辰馬くんが私に投げる。
「なに? これ,どうしたら良いの?」
「手首,あてとけ。んでさっさと帰って飯食って風呂はいって血流良くしてさっさと寝ろ」
辰馬くんはいつからお母さんになったのだろう。
いやもちろんお母さんではないのだけど。
「……あとお前,俺の授業はちゃんと集中しろ」
え……?
「なんでもない」
「そう? ねぇこれもういい? ……あれ」
私が返事もまたずにタオルを外すと,小さな赤い丸を見つけた。
「なにこれ。全然痒くなくて気づかなかった……蚊って変な時期にいたりするよね」
9月はそれほどおかしくもないのかな? どうだろ。