イケメン総長は、姫を一途に護りたい
「好き」と言いたい
波乱の夏休みが、もうすぐ終わろうとしている。
結局千隼くんは、一度も202の部屋には戻ってきていない。
おそらく、新学期が始まるまでは戻ってこないつもりなのだろう。
千隼くんがいなくなってから、身の回りのことがいろいろと変わった。
あの勝負以降は、わたしは慧流座から亜麗朱に守られるようになった。
仲よくしてくれていた慧流座のメンバーが話しかけにこようとするものなら、すぐさま亜麗朱のメンバーが割り込んでくる。
慧流座のメンバーは、なにもわたしに危害を加えにきたわけではないのに、亜麗朱が過剰にわたしを守るから、慧流座と亜麗朱の仲がさらに悪くなったような気がする。
そして、わたしと二階堂さんの関係――。
二階堂さん…いや、光さんは、これでもかってほどにわたしに甘く接してくれる。
結局千隼くんは、一度も202の部屋には戻ってきていない。
おそらく、新学期が始まるまでは戻ってこないつもりなのだろう。
千隼くんがいなくなってから、身の回りのことがいろいろと変わった。
あの勝負以降は、わたしは慧流座から亜麗朱に守られるようになった。
仲よくしてくれていた慧流座のメンバーが話しかけにこようとするものなら、すぐさま亜麗朱のメンバーが割り込んでくる。
慧流座のメンバーは、なにもわたしに危害を加えにきたわけではないのに、亜麗朱が過剰にわたしを守るから、慧流座と亜麗朱の仲がさらに悪くなったような気がする。
そして、わたしと二階堂さんの関係――。
二階堂さん…いや、光さんは、これでもかってほどにわたしに甘く接してくれる。