イケメン総長は、姫を一途に護りたい
すると、そのとき――。


ピンポーン


家のインターホンが鳴った。

出てみると、モニターに映し出されたのは千隼くんの顔。


…あれ?

今日は出かけることもないから、連絡もしてなかったはずだけど…。



玄関のドアを開けると、千隼くんの後ろから、青い髪のヒロトくんが顔を出した。


「ちーっす!咲姫さん!」


そのヒロトくんのあとに続いて、金髪、銀髪、緑の髪の人まで現れた。


「今日は、みんなどうしたの?」


千隼くんだけでなく、いつもの慧流座の4人もいっしょだ。


「なに言ってんすか〜。1人じゃ大変だと思って、手伝いにきましたよ!」


みんな腕をまくって、自慢の筋肉を見せつける。


ん…?

手伝い…??


「どれを運んだらいいっすか?なんでも言ってください!」


…と、言われましても。
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