総長、私のリボンほどいて。🎀

 月沢(つきさわ)くんの唇が離れる。

月沢(つきさわ)くん、人前…」

「…人前じゃない方が良かった?」

「ううん、ただびっくりして…」

 月沢(つきさわ)くんは私の耳元に唇を近づけ囁く。
「…刺激的すぎて?」

 私の顔がボッと熱くなる。

月沢(つきさわ)くん、も、もしバレたら…」

「…人少ないから誰も見てねぇよ」
「…アイスキャンディーのおかげで涙引っ込んだわ」

 月沢(つきさわ)くんは優しく笑い、人差し指を自分の唇に当てる。
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