総長、私のリボンほどいて。🎀
私は唇を離すと、
ぎゅっと制服のシャツを掴んで月沢くんの胸に顔を埋める。
自分から初めてしちゃった…。
恥ずかしすぎて、顔見れない。
「お、おやすみなさい…」
「…は? このまま寝れる訳ねぇだろ」
だよね……。
「…ほどかなくていいって昨日言ったよな?」
「…ごめんなさい」
「昨日、月沢くんが泣いてるの見て」
「もっと月沢くんのこと知りたいって思ってそれで…」
「…あーもう、今日寝不足でやべぇから」
「…どうなっても知らねぇからな」
月沢くんは私を離すと、唇を奪う。
「んっ……」
耳、うなじにもキスをされ、
「ひゃっ」
右手でセーラー服のリボンに触れようとするも月沢くんの動きが止まる。
「月沢くん?」
「…期待した? 今日は、ほどかねぇよ」
月沢くんはそう耳元で甘く囁く。