総長、私のリボンほどいて。🎀

 月沢(つきさわ)くんは両目を見開く。

「…最後って、ちゃんと意味分かって言ってる?」

「分かんない」

「…分かんないのかよ」

「でも前に夕日(ゆうひ)ちゃんから聞いて…」

 月沢(つきさわ)くんは驚きの目つきをする。
「…マジか」

「うん」

 月沢(つきさわ)くんは、はー、と息を吐く。
「…うつるからまた今度…」

 私は月沢(つきさわ)くんの唇に唇を重ねる。

 ドサッ……。
 月沢(つきさわ)くんがベットに倒れた。
 私は唇を離す。

「…おい、(ほし)…」

「うつってもいいよ」
月沢(つきさわ)くん……うつして」
 私はそう言うと再び唇を重ねる。
 そして離そうとした時、

「…離すなよ」

 月沢(つきさわ)くんに頭を押さえつけられ、唇が触れ合う。

 しゅるっ。
 オフホワイトのゆるTシャツの裾のリボンがほどかれ、
 甘く、柔らかいものが絡んできた。

 なんか…いつもと違う。

 本気…モード?

 プチッ。
 リボン付きの白いブラのホックを外すと、しゅるっ。

「っ…!?」

 白いブラの肩紐を一瞬で外された。
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