総長、私のリボンほどいて。🎀


 ありすが部屋から出て行くと、怜王(れお)はぐったりする。

「おい!」

怜王(れお)!」

 (しょう)凜空(りく)が部屋に入って来た。

「ほんと無茶するね。寿命縮むよ?」
 凜空(りく)がそう言うと、怜王(れお)は「…はぁ、うるせぇ」と返す。

 ふたりは怜王(れお)をベットに寝かせ、布団をかけた。

「…凜空(りく)(しょう)、明日も頼む」

「はいはい」
 凜空(りく)が呆れながら言うと(しょう)は涙ぐむ。

「ほんと、怜王(れお)は、かっけーな」
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