総長、私のリボンほどいて。🎀
「え、これ、なんで……」
「…あんだけ見てたら分かるわ」
「…俺のもつけて」
「うん」
私は前から月沢くんの首に青色の宝石が中に入ったハート型のミュッキーのペアネックレスを付けた。
「出来たよ。月…んっ」
さっきのキスもヤバかったけど、
みんなの前でこんな深いキスされたら……。
あ、足がガクッて…これ以上は持たな……。
月沢くんは唇を離すと私の右肩に顔を埋める。
危なかった……って、あれ?
「月沢くん?」
「はぁ…悪い、も限界…」
え……。
「怜王!」
三月くん達が駆けてきた。
みんな戻って来てくれて良かった……。
「私、紺藤先生呼んでくる!」
夕日ちゃんはそう言うと必死に走って行く。
三月くんと夜野くんは私の代わりに月沢くんをベンチに座らせた。