総長、私のリボンほどいて。🎀
*
「なんだよ? 話って」
病室で怜王のベットに座った氷雅が問いかけた。
近くには松葉杖が置かれ、
怜王は無表情な顔で隣に座っている。
「…わざわざ悪りぃな、まだ右手と左足ギブス固めてんのに」
「お前だって、あばらギブスだろぉが」
「それに俺のベットだと廊下に声響くし、こっちのがまだマシだろ」
「てか、そんなことはどうだっていい、さっさと用件を話せ」
「…東京で親父と話して」
「…夏休み前に転校させる。マンションの部屋も引き払うと言われた」
氷雅は驚く。
「は? マジかよ」
「…………」
怜王は黙る。
「それでお前、ちゃんと話つけてきたんだろうな?」
「…あぁ」
怜王は真剣な表情で氷雅を見つめた。
「なんだよ? 話って」
病室で怜王のベットに座った氷雅が問いかけた。
近くには松葉杖が置かれ、
怜王は無表情な顔で隣に座っている。
「…わざわざ悪りぃな、まだ右手と左足ギブス固めてんのに」
「お前だって、あばらギブスだろぉが」
「それに俺のベットだと廊下に声響くし、こっちのがまだマシだろ」
「てか、そんなことはどうだっていい、さっさと用件を話せ」
「…東京で親父と話して」
「…夏休み前に転校させる。マンションの部屋も引き払うと言われた」
氷雅は驚く。
「は? マジかよ」
「…………」
怜王は黙る。
「それでお前、ちゃんと話つけてきたんだろうな?」
「…あぁ」
怜王は真剣な表情で氷雅を見つめた。