総長、私のリボンほどいて。🎀

氷雅(ひょうが)お兄ちゃん出来たよ」
 20分後。作ったお茶漬けをおぼんに乗せて氷雅(ひょうが)お兄ちゃんの部屋に再び入る。

「なんだ、茶漬けかよ」
 いつもの長袖Tシャツに着替えた氷雅(ひょうが)お兄ちゃんはベットに座ったままぶっきら棒に言う。

「嫌なら無理して食べなくていい…」

 氷雅(ひょうが)お兄ちゃんはおぼんごと手に取る。

「立ったままじゃ疲れるだろ」
「隣、座れよ」

「あ、うん」
 私が氷雅(ひょうが)お兄ちゃんの隣に座ると、

「お前、飯は?」
 そう尋ねてきた。
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