総長、私のリボンほどいて。🎀
*
「…じゃあ、かけるぞ」
ベランダから居間に戻って食べ終わった後。月沢くんが私の髪にドライヤーをかけた。
「これで少しは香り消えるだろ」
私は床に座っていて、ゴーッとドライヤー音が部屋中に鳴り響く。
温風モードで熱い……。
「ドライヤー前に消臭スプレー私達がかけたし」
「これでお兄ちゃんにバレずに済むね」
夕日ちゃんが右手の親指を立てる。
「みんな、ありがとう。ラインも」
友だち
夜野凜空
三月翔
姫浦夕日
カップラーメンを食べてる時にラインのID交換をして、『お兄ちゃんに黙って出て来たから香りでバレたらマズイ』って言ったら、みんな協力してくれた。
名前は月沢くんにだけ知っててもらいたくて言えなかったけど…。
ドライヤーのスイッチが切り替えられ、冷風が背中に当たる。
「ひゃっ」
「…じゃあ、かけるぞ」
ベランダから居間に戻って食べ終わった後。月沢くんが私の髪にドライヤーをかけた。
「これで少しは香り消えるだろ」
私は床に座っていて、ゴーッとドライヤー音が部屋中に鳴り響く。
温風モードで熱い……。
「ドライヤー前に消臭スプレー私達がかけたし」
「これでお兄ちゃんにバレずに済むね」
夕日ちゃんが右手の親指を立てる。
「みんな、ありがとう。ラインも」
友だち
夜野凜空
三月翔
姫浦夕日
カップラーメンを食べてる時にラインのID交換をして、『お兄ちゃんに黙って出て来たから香りでバレたらマズイ』って言ったら、みんな協力してくれた。
名前は月沢くんにだけ知っててもらいたくて言えなかったけど…。
ドライヤーのスイッチが切り替えられ、冷風が背中に当たる。
「ひゃっ」