総長、私のリボンほどいて。🎀
「怜王が登校したら恐らく暴走族黒雪にも情報流れるだろうね」
「俺達はいいけど1番危険なのはありすちゃんだよ」
「総長なこともバレるかもしれない」
凜空がそう忠告すると、怜王は掴まれていた手を払う。
「…大丈夫だ」
「…それに」
怜王は、ふっ、と笑う。
「あいつら相手すんの」
「…ナンバー2の凜空」
「…ナンバー3の翔がいれば余裕だろ?」
「そそ、孤人の集まりなんて余裕よね?」
「総長と夕日に言われたらもう応じるしかないね」
凜空は、にっこり笑う。
翔が頭を下げる。
「総長、明日から高校でも全力で守らせて頂きます」