俺様ドクターの溺愛包囲網
それと同時に、いまだかつて誰も触れたことのない場所へ、先生の無骨な指先が這った。
「あっ……」
柔らかな部分をわずかに触れられただけなのに、それだけでビクッと体が反応してしまい、そんな私を先生が優しい目で見ていて、益々恥ずかしくなった。
「華奢だな、壊しそう」
「先生にだったら……いいです」
「あんまり可愛いこと言うな」
無茶させたくなるだろ、と言うと、先生は私をソファに押し倒した。そしてさっきとは比べものにもならない刺激を与え始める。
「んっ……」
どうすれば正解なのかがわからない私は、ただただ先生の甘い刺激を受ける。だんだんと自分の体が変化していくのを感じるのと同時に、くぐもった声が漏れ始め、慌てて口元を覆う。
「だめだ、聞かせろ」
「は、恥ずかしいです」
「俺は聞きたい」
そう言って先生がすぐに手を剥がすから、必然と部屋には吐息と相まった私の甘い声が漏れ、それが余計に羞恥を煽った。
「彩、可愛い。ずっとお前が欲しかった」
「…んっ……せんせっ」
下着を脱がされ、先生の指がもう十分に湿ったそこに入ってくる。ゆっくりと滑らせるように動くその指に、だんだんと気持ちがよくなって、自然と腰が浮いた。