(続編)俺について来い〜俺様御曹司は生涯の愛を誓う
翔太は泣き疲れて眠ってしまった。
静香の意識が戻った時、もし、俺や翔太の記憶が無ければ、そんな静香と翔太を会わせることは、
翔太にとって過酷な現実だろう。
俺だって「誰?」なんて言われたらと思うだけで、背筋が凍るほど怖い。
五歳の翔太には耐えられないことだろう。
俺は毎日静香に会いに病院へ通った。
二人の思い出を話そうとしても、話す事が余りにも少ない現実に、
驚きを隠す事が出来ずにいた。
それだけ、俺は静香を放って置いたってことか。
そんな俺の事を信じて、翔太を育ててくれた静香に感謝しか無い。
今度は俺が静香の為に尽くす番だと自分に言い聞かせた。
俺は仕事をする気分では無かったが、俺の為にアメリカ支社に行ってくれた横溝と、
仕事の打ち合わせをしなければいけなかった。
「社長、大丈夫ですか」
「ああ、大丈夫だ」
「よろしく頼む」
「かしこまりました」
仕事の打ち合わせが終わり、電話を切った。
そこに俺のスマホが鳴った。
静香の病院からだった。
「真壁さんの携帯でよろしいでしょうか、こちら小坂部総合病院の外科医小坂部です」
「真壁です、静香が目覚めたんでしょうか」
「はい、病院へお越し頂けますでしょうか」
「わかりました、これから伺います」
俺は病院へ向かった。
静香の意識が戻った時、もし、俺や翔太の記憶が無ければ、そんな静香と翔太を会わせることは、
翔太にとって過酷な現実だろう。
俺だって「誰?」なんて言われたらと思うだけで、背筋が凍るほど怖い。
五歳の翔太には耐えられないことだろう。
俺は毎日静香に会いに病院へ通った。
二人の思い出を話そうとしても、話す事が余りにも少ない現実に、
驚きを隠す事が出来ずにいた。
それだけ、俺は静香を放って置いたってことか。
そんな俺の事を信じて、翔太を育ててくれた静香に感謝しか無い。
今度は俺が静香の為に尽くす番だと自分に言い聞かせた。
俺は仕事をする気分では無かったが、俺の為にアメリカ支社に行ってくれた横溝と、
仕事の打ち合わせをしなければいけなかった。
「社長、大丈夫ですか」
「ああ、大丈夫だ」
「よろしく頼む」
「かしこまりました」
仕事の打ち合わせが終わり、電話を切った。
そこに俺のスマホが鳴った。
静香の病院からだった。
「真壁さんの携帯でよろしいでしょうか、こちら小坂部総合病院の外科医小坂部です」
「真壁です、静香が目覚めたんでしょうか」
「はい、病院へお越し頂けますでしょうか」
「わかりました、これから伺います」
俺は病院へ向かった。